年間10mmしか降水量がないプロジェクト地域では、水は大変貴重なものです。他助成機関で建設され、今は故障して使われなくなっている揚水風車を修理し、井戸水を農業や生活に使えるようにしました。






ラ・ジェセラ村の揚水風車は、1998年に設置されましたが、その後の故障により、長い間使われていませんでした。しかし、風車の脇には住民による手堀りの井戸(直径約3.5m、深さ約12m)があり、水が多量にあること、そして、ここは谷間にあり、毎日夕方頃になると強い風が吹く(毎秒6m)ことから、農業用水と生活用水に困っていた住民の風車を復活させたいという要望は大きかったので、今回の事業で修復しました。修復後のメンテナンスは全て住民に委ねられます。



井戸の中にはきれいな水が溜まっており、有効活用されないままでいました。


風車エンジニアが、故障箇所をチェックしているところです。 故障原因は、風速と風車の回転量に対して、ポンプが余りにも小さかったため、ポンプが耐え切れなくなり、故障したようです。





色を新しく、青色に塗り替えました。風車の高さは、6mあります。



修復後、毎秒2リットルの水を出すようになりました。この後、貯水タンクを設置し、風が無い時でも、水が利用出来るようにします。



新しく変えたポンプです。以前のポンプ(写真:青いポンプの左にある茶色の物)は容量が小さかったので、吐出量もそれほどではありませんでした。


この井戸は深さが12mあります。


水を有効利用するためのタンクまで、パイプを繋ぎます。

貯水用のタンクが置かれ、風が無く、風車が回らない時でも、水が利用できるようにしました。2つのタンク容量の合計は、2200リットルです。

地面に溝を掘ってPVCパイプを入れ、井戸から離れた家でも、水が利用できるようにしました。パイプの全長は、1070メートルです。

約12人の住民が、パイプ設置に携わりました。



完成を祝った記念式典の風景です。この揚水風車により、約75人が恩恵を受けます。

 

 

 

 

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