太陽光発電システム





太陽光発電システムの作業は首都リマにある技術者フィトの作業場から始まります。事業地では溶接ができないため、 メーカーから仕入れてきた太陽電池パネルを据え付ける土台をここで仮組みします。再び土台をばらばらにし、ピックアッ プトラックに乗せ、事業地に向かいます。写真はコルカパンパに向かう途中でエンジンを冷やすために休憩しているところ です。この時は土台を載せる鉄の支柱も運んだため目立ち、途中でハイウェイパトロールに何度も止められ、賄賂を取られ たりしながらも何とかたどり着くことができました。


現地に着き、土台を再び組み、パネルを据え付けます。支柱の中に配線を通し、通電テストを行います。こういった作業 は全てフィトとカトリコ大学で再生可能エネルギーを研究するホルヘの仕事です。彼らは都会育ちですが、ICAのミッションに共鳴して辛い環境での仕事に喜んで参加してくれます。


作業をしていると、授業を終えた生徒たちがやってきて、物珍しそうに見物していました。コチャマルカ、コルカパンパ、 サン・ファンの3つの村では、普通の人が使う電気はトラックのバッテリーを利用したものしかありません。パネルの準備が できるといよいよ支柱への取り付けです。鉄でできた支柱にパネルを載せ、それを垂直に立てる作業は重労働で、村の男たちが行います。


サン・ファンでの支柱への取り付けは足元が不安定で、危うくパネルを破損するところでした。一枚あたり600ドル以上も するこのパネルを傷つけてしまうと取り返しがつきません。無事に支柱を立て終え、土台を石とセメントで固めます(右)。


残るは屋内での配線だけです。明るいうちにこの二つのバッテリーにフル充電しておくと、5時間ほどテレビとビデオが視聴 できるくらいの電力がたまります。放充電をコントロールするスイッチやインバーターはデリケートであるため、このように鍵 のついたボックスに厳重に保管し、取り扱い説明を受けた責任者のみが管理できるようにします。バッテリーも、個人的な流用 を避けるため鍵をつけます。


作業が終わり、子供たちと記念撮影(左:サン・ファン、右:コルカパンパ)です。基本的に学校の教材を視聴するために使 われますが、バッテリーなどの消耗品を交換するための原資を蓄えるために、10円ほどの料金を徴収して一般にも利用を開放しま す。システム稼動後の持続性を確保するため、このような完成後の部品や会計の管理に関するケアも事業の重要な一要素です

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