フィリピン
学生環境スタディーツアー2007

ヌエバエシハ州ジェネラルティニオ郡サバンガン村
同州パラヤン市、スービック湾、マニラ市

2007年3月20日〜26日

いきさつ

昨年の秋に行われたICAの総会で、フィリピンにおける植林事業のプレゼンを行なった伊藤と、 ベトナムフェスタに参加されたAIESEC一橋大学委員会の皆さんが意気投合したのち、紆余曲折を経ながらも実現したこのツアー。 簡単ではありますがフォトレポートをご覧ください。

 

 フィリピン空港に着いた参加者の皆さん。今回のメンバーはこの4名(左から中島さん、若林さん、柳井さん、 草壁さん)に現地合流の渡久山さんの計5名でした。飛行機の中に上着を忘れたり、渡久山さんに会えなかったりと しょっぱなからどうなることかと思いましたが、何とか夕方に全員揃い、ヴァンで起点となるカバナトゥアン 市に向かいました。
 翌朝、ホテルにスーツケースを置き、身軽な服装で、ICAが3年間に亘り「緑の募金」の助成を受けて植林活動を 行なっているサバンガン村に向かいます。市から村の入り口まではジプニーというフィリピンの乗り合いバスで行きます。

 

 サバンガン村の中までは車が入れない為、中心部までは歩きます。お土産が多かったので、荷物は水牛(カラバオ)の引く ソリに乗せました。村の中心ではすでに村人が待っていて、5人はすぐにカレーを作りはじめました。カレーが煮える間、 持ってきた水鉄砲などで子供と遊びます。この時点で子供たちは興味はあるけれど…といった様子で参加者も少し不安げ。

 

 村人にカレーを振るまい、私たちは現地カウンターパートLUCREのフィールドオフィサーで名コックでもあるジェリコの 料理をいただきます。昼食の後は村人との交流会。娯楽がないという事もありますが、かなりの人手でした。

 

 当然のごとく躍らされます(左)。日本の歌も披露しました(右)。空港からのヴァンの中で練習していましたね。

 

 ただ、本当に楽しそうだったのは、自由時間。最初は旅の指さし会話帳を使ったりしていたのですが、途中から 皆さん本気で遊びはじめました。

 

 サバンガンは子供がたくさんいて、結構恥ずかしがり屋なのですが、一度垣根が取り除かれると途端に人懐っこくなります。 参加者の皆さんからも、もっとこの時間をとって欲しかったという感想がありました。

 

 しかし、これは「環境」スタディーツアーなのです。まずはここに来た証しとして樹を植えていただきます。 できるだけたくさん植えてもらいたかったのですが、乾季に入る直前だったという事もあり、マホガニーと マンゴーを数本ずつ植えてもらいました。水さえしっかりとやれば驚くほど早く育ちます。時々様子を見にきて下さい。

 

 記念植樹の後は明日に備え休憩です。電気が無いので日が暮れるとロウソクもしくは持ってきた懐中電灯が無いと 何も見えません。そのかわり、夜は星がとてもきれいです。こんなにたくさんの星が見られるところはそう無いと思います。 写真でお見せできないのが残念です。
 次の日は以前にICAが仕事をしていたビグナイ方面へ向かってリオチコ川をさかのぼる「ハイキング」。行きに学校の卒業式開場の前を 通りました。マリベル(左から3番目)も数年遅れで小学校卒業です。おめでとう。

 

 カッコ付きというのは、実際はハイキングではなくブートキャンプだったということです。ビグナイでの短い休憩をはさみ、厳しい 暑さの中、地域で一番高いトレ・デ・マバラス(マバラスの塔)と呼ばれる山を登ります。恐ろしい名前ですが標高500mちょっと。

 

 そもそもこの山登り、高いところからどれだけ森林破壊の跡がひどいのかを一目で見てもらおうという意図でしたが、 伊藤とLUCREのエリ先生の間の誤解から山頂での滞在が短くなってしまいました。ごめんなさい。おまけに日射病に気をつけてと さんざん脅していたら土砂降りになってしまいました。
 それでもカメラを向けるとピースしてくれる参加者の皆さんでした。

 

 その雨のせいで村の入り口まできてくれるはずだったジプニーが途中でぬかるみにはまりリタイア。これは舗装されているところまで 4時間徒歩かとも覚悟しましたが、近くにある家畜の検疫施設に頼み込んでトラクターを出してもらいました。これが意外と好評でした。

 

 
 カバナトゥアン市に戻り、数日ぶりにシャワーで汗を流した後は、フィリピン料理店にてエリさんの学生との会食でしたが、 それまでの時間、モールでお買い物。どうしてただのスーパーであれだけ時間が潰せるのかが謎です。

 

 フィリピン名物ハロハロ。上に乗っている紫の物体はUbeという芋のアイスクリーム。ハロハロとはMix Mixの意で、 食べる前に良くかき混ぜるのが作法。
 現地学生と記念撮影。なぜかこちらは全員女子大生、あちらは全員男子学生。女性陣が手にするのは彼らからのプレゼント… ではなく、先ほどスーパーで買った食品類です。

 

 ヌエバエシハを後にして、スービックに向かった一行。何でヘルメットかといいますと、滑車のアトラクションに乗る為。 雨林の中に悲鳴がこだましていました。

 

 海を見た記憶が無いという草壁さんのために短い時間ながら海水浴にも行きました。最後の記念撮影、エリさんが振り付け はしないのかというので考えた末、滞在先のあちこちで皆さん(1名を除く)が舌鼓を打ったMANGOの絵文字。読めますか?

 

 最後の日はマニラ観光。コロニアル時代の雰囲気を残すイントラムロスを中心に回りました。サンティアゴ要塞、マニラ大聖堂 サン・オウガスチン教会などを見たのち、現地に駐在されている若林さんのお父さんのご招待を受け皆で夕食。翌朝、空港へ向かう 一行と別れ、渡久山さんは再びどこかへ旅立っていきました(その後、無事日本に戻っております)。

 

 さて、あっという間の1週間でした。他にも色々と訪れたのですが、スペースの都合上割愛せざるをえませんでした。
 このあと、皆さんからのアンケートを含む報告書を作っていただきました。特にアンケートでは忌憚なき意見をいただき、 更に良いスタツアを実施するアイデアも湧いてきました。
 硬軟入り混ぜたスタツアだったと思いますが、一番最初にサバンガンに行ったからか、 その後、どこへいっても参加者の皆さんはただ楽しむだけでなく「批判の目」を失わずにいてくれたと感じます。大学1年生という多感な時期に 一筋縄ではいかない世界を見てもらう機会を提供できたのではないでしょうか。彼女たちが戸惑いつつも現実を直視する様を見るのは、 企画側としても頼もしく思うと同時にやりがいを感じます。
 最後に参加してくださった皆さんと、報告書を取りまとめて下さった柳井さんと草壁さんに感謝いたします。
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