ケニア
「東芝の森」事業

サポート:株式会社東芝CSR推進室
アバデヤス国立公園内 キエニ森林エリア、ティカ県
2009年8月15日〜2010年3月31日

 

 東芝の森づくり第3年次は、植林時期に安定した雨が降ったため、土地整備と植樹活動に適していました。そのため、植林した24,500本の高い生存率が期待できそうです。地域の住民はICAの継続して行った自然環境保全研修により森林保護の重要性を理解し、年々多くの方々が東芝の森の植林事業に参加するようになりました。今年は、延べ1,000人以上の住民が参加し、活躍したメンバーは、貧困で苦しむ住民、アルコール依存症や麻薬中毒、売春で問題のあった青少年と女性メンバー達でした。東芝の森事業は、森をつくるだけでなく、地域住民たちへの植樹を通した雇用を生み出し、希望を失っていた人々の意識を生き生きとした自立社会の雰囲気に変えました。ユースと呼ばれる青少年世代(18歳〜35歳)は、この事業を機に、原生種の苗木を育て地域で植林事業を実施する団体や組織に販売し、収入を得るシステムを構築しました。東芝も森づくり事業の効果は、住民のライフスタイルを変えるまでになりました。過去3年間、ケニアでは山間部でも深刻な干ばつが続き、川が乾いてしまったせいもあり、農作物の不作という影響もありました。数年前にユーカリの木が地域で紹介されました。この木は、莫大な量の水を必要とし、川の水を干してしまうなど、地域で副次的な悪影響を及ぼしてしまいます。ユーカリを植樹した農民は、適切な植林法を教えられていなかったため、川沿いに集中して植樹してしまいました。幸運にも、ケニア政府が率先して、ユーカリの木を伐採したお陰で川に水がもどってきたのです。ICAは、東芝の森で地域のもとの自然環境を守るよう、原生種を中心とした植林を実施しました。

ケニア自然資源・環境省の森林公共事業部との協力体制を強化した。ティカ県庁の全面的なサポートを受けることで、国立公園内の植樹現場のメンテナンスが可能となった。

アバデヤス国立公園の森林ガード職員たちとメンテナンスについて話し合う佐藤理事長。
アバデヤス国立公園では、枯れて倒れた木のみ枝などを切って燃料として持ち出しても良いという決まりがある。写真のように木材を持ち出す住民は、許可証を持参している。
東芝の森となる植林現場の前に立つ佐藤理事長。草が生い茂っているため、土地の整備から事業がはじまる。
周辺には野生のゾウが多く生息する。写真は、ゾウが登ろうとした坂にあるゾウが通った痕跡。キエニ森林エリアには、月に一度の割合で野生のゾウが現れる。
東芝の森植林研修の様子。地域で植林を実施することで環境に優しい地域発展にどうつなげるか議論した。
研修内容は、気候変動、苗木の育成方法、苗木管理の方法、原生種の植樹について、エコロジカル・サイクル、自然保護、生息環境波形の最小限化、原生種の種類と使用目的、植樹の土地整備など。 現地住民は、無職である次世代の育成に重点をあてている。ケニア政府も林業省から2名のトレーナーを派遣した。
研修に参加した代表者と佐藤理事長。 雑草が生い茂った土地を植林のために整備する中学生たち。ゾウによる森林破壊を防ぐための森林ガード職員たちも常に同行した。
植林に参加希望の住民には、土地整備の方法の研修が行われた。 東芝の森事業に参加を希望する住民の列。地域が集る定例会議では、1,000名以上が東芝の森事業の説明会に参加し、その中で積極的な住民が延べ600名が活動に参加した。
土地の整備活動を実施する住民たち。 ICAスタッフ、エドウィンと佐藤も一緒に整備活動に参加した。
植林現場に向かう住民たち。活動は、午前8時から始まり、10時の休憩をはさんで夕方まで継続した。
150名の土地整備グループは、50名が雑草除去、100名が穴を掘った。活動のモニタリングは、ICAと林業省が行った。
植樹する現地住民。植樹した木は、全て林業トレーナーのスーパーバイズで進められ、確認しながら慎重に作業を行った。
現地の人は、ICAが驚くほど植林事業への参加を希望した。第3年次は、当初の5倍〜7倍の人が集った。
土地整備作業を実施する。1,000人以上の住民を自然環境保護に関連さえるのは簡単なことではない。ゆっくり時間をかけ、専門家と説明を繰り返し、現在では、東芝事業のお陰で自然環境保護の意識がなかった青少年、住民は積極的に植林事業に参加した。
活動前の説明をうける東芝の森植林参加者たち。力仕事は、地域の男性が多く参加し、共に植林活動を実施した。
植林に参加した中学校の生徒たち。中学生は、森林保護の事業の一環として参加した。生徒たちは歌を歌いながら活動し、とても楽しそうであった。
植林に参加した中学校の生徒たち。植林に参加した中学校の生徒たち。
アバデヤス国立公園に少しずつ森が蘇っています。現地住民は、口々に『このまま続けたら、10年後には森にもどるな』と言っていました。

東芝も森で実施した、原生種の植林研修は、地域で大きな反響をよび素晴らしい変化をもたらしました。ボランティアで参加した現地の住民、中学校や女性組合メンバーは、地域の森林保護が重要であるということを深く知ることができました。植林した中部では、安定した雨に恵まれ去年よりも高い生存率が期待されます。現地のケニア政府、住民から東芝も森に対する感謝の言葉が届いておりますので、この場で彼等の代わりに感謝の言葉を述べさせて頂きます。現在3年間の総括ムービーを作成中。近日、当ウエブにアップ致しますので、お楽しみに!

 

?‘?U^?−〈AE?I`?z?[???y?[?W?E´−ss?e´