ケニア

ロヤンガラニ地区における半砂漠地域での植林緑化活動

 

支援団体:(独)環境再生保全機構

事業期間:2017年5月-2018年3月

実施場所:マルサビット州トゥルカナ湖南東部ロヤンガラニ地区4村

 

過度な樹木伐採や家畜の過放牧等によって木々がほとんど無くなった半砂漠地帯の事業地では、慢性的な干ばつ被害が続いています。2007年の大干ばつの際、ICAは給水設備の設置と食糧配布を行いました。しかし、これらは一時的な救済策であるため、再び大干ばつに見舞われた際には深刻な飢餓が発生する可能性があります。そのため、 住民の環境保全・緑化推進意識を向上させ、自然環境の改善を早急に図る必要があります。

 

ICAは以下の活動を実施しました。

 1.  多目的樹の植樹

 2.  植樹した苗木の活着率調査

 3.  アグロフォレストリー研修の実施と野菜の種の配布

 4.  地域開発研修の実施

 5.  リーダーシップ育成研修の実施

 


学校給食プロジェクト

 

支援団体:(株)テーブルクロス

事業期間:2015年から継続中

実施場所:マルサビット州ロヤンガラニ地区タイタス・ゴヨニ小学校

 

ロヤンガラニ地区は首都ナイロビから850km、車で3日かかる遠隔地のため、ケニア内でも支援がほとんど届かず、栄養失調率が高い地域です。2007年の大干ばつ以降慢性的な干ばつ被害が続いており、深刻な水・食糧不足に悩まされています。そのため、児童の中には家に食べ物がなく、学校で支給される給食が唯一の栄養源となっている貧困層の子供達も多く在籍しています。しかし、政府から供給される給食用の食料は、遠隔地のためなかなか届かない状況にあります。ケニアの遠隔地の学校の出席率を向上させるためには、給食は重要な要因です。給食がなければ、児童は学校を休みがちになったり、場合によっては退学したりしてしまいます。そのため、給食を支給することで、児童の栄養不足の改善と出席率の向上を図る必要があります。

 

ICAはタイタス・ゴヨニ小学校の児童441名に給食を配布しました。


イシンヤ地区の3小学校での一緑運動

 

支援団体:(公)国土緑化推進機構、藤沢東ロータリークラブ

事業期間:2017年7月〜2018年2月

実施場所:イシンヤ地区3小学校

 

イシンヤ地区の住民の多くが遊牧民で、木を植える習慣はなく、植林への意識はとても低いです。近年は慢性的な干ばつ被害に加え、家畜の過放牧により、多くの樹木が失われています。そのため、住民の緑化意識の向上と環境再生に早急に取り込む必要があります。

 

ICAは以下の活動を実施しました。

  • 「一緑運動」の実施

「一緑運動」とは各児童に1本の苗木を配布し、その苗木を児童が植樹・世話をする参加型の環境教育です。本事業では3小学校で計2,160本の植樹を行いました。活動では現地専門家が、「植樹や水やり等の世話の仕方」と「木や環境保全の重要性」について指導し、技術面と意識面の向上を図りました。また、植樹する苗木は、果樹等を含む食用や薬用として利用できるものとし、植樹した苗木が実をつけ、それを摂取することで、児童の栄養不足の改善にも繋がるようにしました。


 

 

一 緑 運 動

 

2014年〜2015年ケニア国イシニア地区エンピヤカット村 

 

実施日:2015年2月27日〜2015年11月1日

支援機関:国際自由宗教婦人連盟(IALRW)

(International Association for Liberal Religions Women)

活動の趣旨

日本では少子高齢化が進み、人口も減少していますが、世界的には2025年に81億人に達すると言われています。つい1万年前までは100万人しかいなかった人口ですが、今世紀終わりには100億人に達します。そうなると食糧問題や環境問題は言うまでもなく、土地の劣化、砂漠化、気候変動、水問題、エネルギー、健康などの様々な問題が起こり、さらに貧困が増えることも予想されます。すでにアフリカでは、そのような現象が起こっています。1日1.25ドル未満で暮らしている人々が、1981年には2億人でしたが、2008年には3億8000万人に増え、しかも世界の貧しい人々の3分の1は、アフリカに集まっているのです。ICAはこれらのことを考え、学校の生徒や父兄、先生、農業省の職員と共に植林活動を行っています。 折しも2014年に国際自由宗教婦人連盟(IALRW)が、一緑運動を開始し、ICAジャパンはその支援を受けて、2015年2月にイシニア郡の学校で、一人の子供が一本の木を植える運動を行いました。樹木は干ばつに強いニーム、サバンナアカシア、バラニテス等200本の木を植えました。結果として食料や水の確保、地域住民の生活環境の改善に貢献すると願っています。

 

 

ケニアの状況

ケニアも干ばつ、食料不足、水不足に直面しています。ケニアの全土地面積5,804万haのうちのたった6%しか森林面積がありません。人口は4,275万人で赤道直下に位置し、熱帯サバンナ気候です。 イシニア郡はナイロビから南西70kmにあり、現在も厳しい干ばつが続いています。狩猟民族であるマサイ族は、これまで木を植えたことがなく、家畜の過放牧で砂漠化が始まり、水や食料が不足、ようやく植林が必要であるという意識が高まってきました。そこで植林場所として、イシニア地区Empyiakat(エンピヤカット)村、オレンコティラ小学校(Olenkotila School)を選びました。


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アフリカの角支援事業:ケニア北西部トゥルカナ湖南東における食料と水の供給
2012年5月〜2013年12月 ジャパン・プラットフォーム事業
Kenya food and water 2013.4.27.pdf
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