
以下の内容で村落開発には経験深いICANネパール人スタッフ16人の心理ケアの研修をネパールで行いました。
初日:精神健康調査票(GHQ)、大災害が心にもたらすもの、ストレス反応、支援者の役割。
2日目:大人の塗り絵(肯定的表現、自己と他者の評価)、子どもへのケア、PTSD。
3日目:大人の塗り絵(さらにアドバイスが持つ両面)、Active Listeningの技術、高齢者への関わり、うつ。
4日目:リラクゼーション技法、村で行うときのGHQ、Action Plan試作と発表。
昨年起こったネパールの大地震には心を痛めていました。ヒマラヤの中を歩くことや釣りが大好きで、30年来通ってきており、知人の村や、遺跡などの被害が伝わってきていたからです。
それが叶いました。国際協力求人にあったICAの心理ケア専門家募集を、連れ合いが見つけてきてくれたのです。「ネパール、心理ケア、あなたしかいないんじゃないの!大きな被害の中で、スタッフが新たな分野の学習に見せる真摯な姿勢と、村の人々の純朴な復興意欲などを感じたので、来期の事業予定地でもお役に立てればと考えています。
手林佳正
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