干ばつ地域での飲料水確保のための井戸再生事業

支援団体 TOTO株式会社水環境基金、皆さまからのご寄付
事業期間 2018年4月-現在
実施場所 インド共和国 マディヤ・プラデーシュ州ジャブア郡3村

★第3期の活動が開始されました★

 

2020年4月に第3期は開始されましたが、新型コロナウィルスの影響でインド全域がロックダウンとなっていたため、活動が開始できずにいました。

 

幸いにも事業地ではコロナウィルスの感染者が出ていないこともあり、地元行政から事業地内での活動が許可されたたため、5月末から再生工事をする井戸の選定に入りました。

 

6月上旬には選定した井戸の再生工事を開始し、6基の古井戸からゴミや泥・砂利を削除し、重機を使っての掘削を行いました。3基の井戸は掘削や防壁の設置は終わりましたが、今年は雨季が通常よりも早く、まとまった降雨があるため、残り3期は雨季後に再開する予定です。

 

 

■ICAジャパンが支援する理由

インド北西部に位置するマディヤ・プラデーシュ州ジャブア郡の村では、近年の気候変動の影響から降雨量が極端に減ったため、地下水量は減少し、多くの古井戸が使用できなくなっています。

そのため、女性や子どもは遠方への水汲みを強いられています。

 

しかし、このような状況でもインド政府は、住民の大半が指定部族(カースト制度外に位置付けられた差別対象者)であるという地域性から、特に水問題への対策をとってはいません。

 

水はライフラインの一つであることから、早急に改善する必要があります。水が村内で安定的に供給されるようになれば、女性や子どもが水汲みに費やす時間が大幅に軽減できます。また衛生面の改善等の効果が期待できます。

 

■ICAジャパンの支援方法

2018年度に6基、2019年度に6基の古井戸を再生し、約2800人に通年で水を供給できるようになりました。

また、コミュニティが再生した井戸を永続的に利用していけるよう、維持管理研修を4回実施したことから、住民自らが井戸を維持管理できる体制が整いました。

 

水は命に関わる重要なものです。井戸の再生により、女性や子どもの労働が軽減され、水が近くにあるという安心感から住民の精神的なストレスが軽減しました。2020年度も本活動を継続し、6基の古井戸再生や衛生研修を実施します。

 

井戸再生事業

本事業はTOTO株式会社のHPでも紹介されています。(TOTO水環境基金のページはこちら