支援団体 | 富士ゼロックス、外務省、皆さまからのご寄付 |
事業期間 | 2004年 |
実施場所 | ネパール共和国チャングナラヤン村 |
■ICAジャパンが支援する理由
ネパール山岳部の女性に対する教育水準は低い状態にあります。また、女性の地位も極めて低く、水汲みや家事等の家庭内労働に加え、農業に日々費やすため、男性よりも過酷な環境に身を置いています。
■ICAジャパンの支援方法
このようなジェンダー問題の解決と、女性の自立とエンパワーメントのために、技術教育やマイクロクレジットの指導を行い、収入向上と女性の地位向上を図りました。
村の女性の多くは、女性には教育はいらないという考えが根付いている地域のため、非識字者が多いです。しかし、読み書きと簡単な計算は女性の自立には必要です。
そのため、女性には識字教育、子ども達には幼児教育を実施し、社会開発の充実を図りました。
また、地域には飲料水のための水場がなく、日々女性や子どもたちは山間部での水汲みを強いられており、身体的な疲労に悩まされていました。
そのため、飲料水施設を建設し、水道パイプを配置することで、水汲み労働の負担を軽減しました。
本事業地は事業終了後、女性たちが中心となって、地域のセンターで収入向上のための活動を継続していました。しかし、2015年のネパール大地震によりセンターが大きく破損したため、2016年には再度外務省の支援をうけ、センターの修繕と女性グループへの職業訓練(生理用ナプキン製造)を実施しました。