ネパール・震災弱者の回復と地域復興のためのチャングナラヤン村ラーニングセンター改修

支援団体 外務省、日本和紙協会
事業期間 2018年3月〜2019年5月
実施場所 ネパール共和国バクタプール郡チャングナラヤン村

 

ネパールでは2015年4月25日にマグニチュード(以下M)7.8、4月26日にM6.8、5月12日にM7.3の地震に見舞われました。この一連の地震で約9,000人が死亡、23,000人以上が負傷、90万戸以上の住宅が破壊され、農村部の食糧不足、保健衛生環境、道路を含むインフラ等に大きな被害が及びました。

事業地のあるバクタプール郡では、15人が死亡、77人が負傷し、4170戸の家屋が全壊しました。

バクタプール郡チャングナラヤン村には、2002年に外務省の支援で建設した「子供と女性のためのラーニングセンター」があります。このセンターも地震で壁面に大きな亀裂や破損がみられました。

そのため、本事業でセンターを耐震強化しながら改修を行いました。

加えて、地域では地震により子供達の精神状態が不安定になり、夜泣きや夜尿などの様々なストレス症状がみられました。

また高齢者も同様に震災による生きがい喪失によるストレスを感じていました。

そのため、日本から心理カンセラー専門家を現地に派遣し、子供たちと高齢者への心のケアを実施しました。

また、震災により地域は貧困状況が深刻化しました。

そのため貧困女性が 収入を得られるように、使い捨てナプキン製造と販売を指導しました。

ネパールでは使い捨てナプキンは中国製やインド製で高価であるため、貧困女性は購入できず、ボロ布等をナプキンとして使用しています。

しかし、衛生面で問題があるだけでなく、生理中は活動が制限されるため、少女たちは生理期間中学校にも行けません。

加えて、地域には生理中の女性を小屋に隔離する慣習が今でも残っています。

そのため、ICAはネパールの各地で収入向上、教育、衛生の多様な面から女性たちをサポートすることができるナプキン製造・販売活動を実施しています。

震災弱者の回復と地域復興1
震災弱者の回復と地域復興2